それでは、「みんながやっている10の勉強法」のうちの2つめの「自己説明」について、お話を進めさせていただきたいと思います。
この「自己説明」という勉強方法、
とても効果的な勉強法です。
ですが、効果的であるがゆえに、難しい方法でもあります。
さて、それをどう乗り越えるか❓
それでは、本題へと入ります💁♂️
まずは、自己説明という勉強法についてご説明をしていきます。
自己説明とは、読んで字のごとく、自分で説明をすることです。
もう少しくわしく話すと、学んだ事を実際に言葉にして説明する方法のことです。
たとえば例を出すと、
教科書なんかの本などを区切りのいい所まで読んだら、
いったん、その本のページは見ないようにして、その読んだ内容の説明をしてみるんです。
それが自己説明の一例です。
自己説明はどうやってやるのか❓
さらに具体的にお話をすると、
教科書や問題集、参考書などのテキスト類で、ここからここまで、というように勉強する範囲を決めて勉強をして、
その後に自分がさっき勉強した内容について、しっかりと言葉にして説明をする、というふうにしてやります。
さらに具体的に例を言うと、英語の教科書ガイドの基本例文の解説の部分を自分なりに理解をしてから、
教科書ガイドから視線をそらして見ないようにして、
そして、その状態のままで、そこに書いてある内容を話してみるんです。
内容はまとめて(要約して)話すんです。
できるだけ、特に最初のうちは、声に出して説明することをおすすめしています。
声に出すのは、しっかりと言語化しなければできません。
だからこそ、実際に声に出すことが大事です。
自己説明の注意点についてお話をします。
言語化をすることです。
しっかりと言葉にしていないと、思っていたよりも理解ができていなかった、なんてことが多いのです。
感覚的にイメージでとらえようとしても、実際に言葉で説明ができていなければ、
それはしっかりと理解できていないと思われます。
また、実際のテストでは、言葉で答案用紙に書かなければいけません。
練習の段階で、言葉にできなければ、実際のテストの場面では言葉にできません。
記述式のテストで、自分のイメージを絵にしてみたり、動物にたとえても、それは点にはなりません(笑)
言葉にして理解をして、それを自分の口からアウトプットすることが重要です。
実際に言葉にしようとすると、なんとなく、みたいなぼやっとしたイメージは通用せず、
ごまかしはきかなくなります。
そこに言語化する意味があると思います。
自己説明で期待される効果について、お話をさせていただきます。
自己説明という勉強法は、とても効果の高い勉強法です。
それだけに、より深ぼってお話をしていきたいと思います。
自己説明は、自分ひとりで勉強した内容の説明をするという方法です。
そこで期待される効果をご説明します。
まず、勉強した内容が理解できているのかが、しっかりと確認できる点があります。
勉強した内容が理解できていなかったら、それを説明することはできません。
説明ができなかったことで、自分はまだちゃんと理解ができてないんだな、
ということがわかります。
よくあるのが、なんとなくわかったような気がして、「わかったつもり」になっていることです。
わかったような気がする、というのは、わかった=理解した、ことにはなりません。
ここの線引きが甘くて、しっかりと説明ができていないまま、先に進めている人が多いんですよね。
わかったつもりではなく、しっかりと説明をすることで、本当にわかったことを確認する必要があります。
説明をすることによって、理解ができていることを自分自身で証明しようという気持ちでいる必要があります。
2つ目として、言葉をまとめる力がつくことです。
自己説明とは、覚えた内容を丸覚えをして話すというものではありません。
丸暗記ではないということです。
文章の丸暗記ができる人なんて、ほんの極わずかです。
覚えるために読んでいる文章の量は、丸暗記として覚えるものとしては、あまりにも膨大(ぼうだい)です。
ここで大事なことは、読んだ内容をまとめるということ、つまり要約です。
内容の要約です。
要約をすると「まとめる力」がつきます。
まとめる力は、ものを覚えるときにとても大事なスキルです。
ものを覚えるときに、いつもいつも丸暗記している人なんて、少ないと思います。
そして、それは不可能に近いです。
おまけに、丸暗記したことというのは、忘れるのも早いです。
それに対して、まとめる力があれば、必要な情報を凝縮(ぎょうしゅく)して、頭の中にインプットができます。
そして、頭の中の情報を外に出す(アウトプット)するときには、
頭の中に凝縮された情報を今度は膨(ふく)らませてアウトプットすることができます。
難しい表現かもしれませんが、イメージとしてはこんな感じです。
まず、たくさんの情報を小さくして頭に入れる、
そして、それを頭から出すときには、情報量を大きくして外に出す。
神経科医の和田秀樹先生の本に、こんな感じのことが書いてあって、最初は何のことやら❓❓❓と思っていたのですが・・・
気がつけば、昔、自分もそんなことをやって、内容をまとめて(要約して)記憶していたよな~、と思い出しました。
また、まとめる力(要約力とでも言いますか)をつけることは、ほかにも大変役に立ちます。
たとえば、10秒で説明できることを2分も3分も時間がかかってしまったらどうでしょうか?
説明している側も大変でしょうが、聞いている側👂は、ガマンをしながら聞くことになります。
ビジネス(仕事)の場面では、これは本当に重要です。
スピードが求められるこの時代、上司に説明を求められたときに、10秒で話せることを1分、2分と時間がかかっていてはどうでしょうか❓
上司の方もしびれを切らしてしまいます🤷♂️
逆に、説明に1~2分かかるややこしい事例を、20秒程度でまとめて理路整然(りろせいぜん)と説明できたらどうでしょうか?
それだけで、「この人は優秀だ!賢い!」と思われることはまちがいないのではないでしょうか❓
人から見られるイメージというのは、ビジネスの場面でも、とても重要です。
そんなトレーニングを日々の勉強の場でやっていたら、かなり「お得」なのではないでしょうか❓
話を手短にまとめられると、記憶に役立つだけでなく、実践的(じっせんてき)な社会の場でも大いに役に立つと思うのです。
今回は以上になります。
内容をご確認いただきまして、誠にありがとうございました🙇🏻♂️
それでは、期待される効果の3つ目です。
自己説明という方法で、「自問自答」していると、テスト本番での記述問題に強くなります。
「自問自答」とは、読んで字のごとく、自分で自分に質問を自分で答えるというものです。
ひとりで質問をしてひとりで答えるというものです。
自問自答と言えば💭
過去にこんな生徒さんがいました。
「自分で質問して自分で答えるんですか~?
そんなのは変です。
カベに向かって話すんですか~」
と、確かこんな感じのことを言われました。
こちらからするとかなり意外でした。
僕自身が自問自答はよくしていたし、今もしているからです。
自問自答をする習慣のない生徒さんがほかにも多くいらっしゃいました。
学力的には平均レベルの生徒さんたちです。
自分で質問をして自分で答えることは、決して変なことではありません。
自問自答という四字熟語があるくらいですから。
そして、この「自問自答」は学習においても、効果的な勉強のしかたなんです。
カベに向かって話しても別にいいんですけどね、効果は変わらないので(小笑)
さて、テストの記述問題になぜ強いのかをお話したいと思います。
自分で自分にする質問は、もちろん「テストを想定しての質問」が中心です。
また、そうしてほしいです。
自分自身で疑問に思うようなことは、テストでも出されやすい傾向にあります。
そこがきっとポイントです。
また、想定問題を考えて自分で答えることよりは簡単な方法もあります。
読んだ内容をまとめてみる(要約してみる)ことです。
とは言っても、これが結構難しい。
まとめることについてのメリットは2つ目の期待される効果としてお話をしました。
まとめることは、覚えるのに役立つのと、社会に出ても必要とされるスキルだからです。
ここで、自己説明という勉強法がどれだけ効果的なのかを、
僭越(せんえつ)ではございますが、
僕の経験からお話をさせていただきたいと思います💁♂️
中3の中盤くらいだったか?僕は社会で教科書を読んでも、なかなか点数に結びつかないことに気がつきました。
よく読んだつもりなのに、なぜか覚えていない。
なんで❓❓❓
大したおつむも持ってはいなかったせいもありますが(そうも思っていましたし、それもあったと思います。)
「ラーニングピラミッド」では、読書は10%の定着率しかもたらさない、ことを指摘しています。
(ラーニングピラミッドについては、次の項目で解説をします)
当時は、そんなことは知る由(よし)もなし。
そこで、教科書を読んでも点数にはならないな、と思った自分は、どうやって教科書を読んで点数をとろうかと考えました。
教科書を学習しないと、学校のノートや問題集だけでは、テスト範囲をしっかりとカバーすることができません。
さて、どうしようか❓❓❓
よくよく考えた僕は、では、テストで点がとれていないんだったら、
今、この場で覚えているだろうかと、確認してみることにしました。
そうしたところ、勉強したばかり(読んだばかり)なのに、さっき読んだ内容が答えられないことがわかりました。
さっきやった内容を覚えてないくらいだから、テスト本番で答えられるわけがありません。
これは対策を考えなければいけない🤔💭
そこで思いついたのが、読んだ内容をその場で説明するという方法でした。
(簡単ではないので、いろいろとテクニックがあります。)
実際に読んだ内容を説明するのは大変でした。
時間がかかりました。
時間はかかりましたが、わかってないまま先に進んでも意味がないので、そこは納得して自分を落ち着かせて、じっくりと進めました。
それから、やっているうちに、実際にここから(読んだところから)どんな問題がテストに出されるんだろう~、と考えるようになって、
自分で「想定問題」を考えて、それに答えるようにしました。
社会の担当の先生の顔を思い浮かべながら。。
先生とのかけひきをしているみたいに。
そして、実際、迎えた本番の定期テストでは思いもしないサプライズでした。
テストがやたらと簡単に見えてしまいました。
記述の問題が面白いように解ける。
💭
もっと難しい問題を出してよ~
もっと突っ込んだ問題だして~
こんなんじゃ(こんな問題)じゃみんなできちゃうよう~
これは穴埋めじゃなくて、記述で答えさせる問題にしてよ~
選択問題にしないで記述にしてよ~
そんなことを思いながら、テストを受けていたことを覚えています。
昨今、記述問題に弱いという生徒さんが多いので、テストでは用語を答えるのではなく、記述問題にする傾向になっています。
が、しかし、僕の時代のテストとほとんど変わりはありません。
しっかりと自分で説明ができるように準備していれば、記述問題は恐れるに足らずです。
特に定期テストくらいでは。
やってみれば、この話が大げさでないことがよくわかると思います。
この勉強法は脳に負荷をかける勉強法なので大変です。
でも、だからこそ、効率のいい効果の高い勉強になるんですよね。
疲れる勉強ほどいい勉強です。
走るのが速くなりたいのなら、ジョギングばかりではダメで、全速力で走るなど、負荷をかけたトレーニングが必要です。
筋トレも同様です💪
腕立て伏をどれだけやっても、腕相撲大会で優勝はできないのです。
それと同じ理屈です。
中3のときの僕は、もともと記述が弱かったのですが、
自己説明という勉強法のおかげで、記述問題には滅法強くなって、記述ではほとんど不正解だった問題はなかったように記憶しています。
ちなみに、この自己説明という勉強法は、社会だけに適してるのではなく、
副教科含め全教科に対応できます。
もちろん、数学であってもできます。
だだし、それぞれの科目に合った自己説明のしかたにアレンジ(工夫して調整)する必要があります。
今回は以上になります。 内容をご確認いただきまして、誠にありがとうございました🙇
それでは、4つの期待される効果についてお話をさせていただきます。
4つ目は、勉強した内容が定着しやすい、ということです。
これは、とても重要なことです。
まず、ここで、前もって理解と定着のちがいについてお話をしておきます。
理解と定着は別物です。
結構、これを一緒にしてしまってる人がいます。
これは、しっかりとわけて考える必要があります。
理解とは「わかる」ということです。
定着とは、わかりやすくいうと「できた」とか「もう忘れないように覚えた(脳みそにしみついた)」ということです。
理解=わかる
定着=できる
本を読んで、理解をして、わかったわかったもう大丈夫♪と、
覚えこんだつもりでいる人が多くありませんか❓
理解をしただけでは、わかっただけでは、覚えたことになりません。
数学なら、答を読んでそれがわかって終わりでは、実際には問題は解けないことが多いんです。
ここは落とし穴なので気をつけて✋
「わかった」で終わってはいけないんです。
わかった=理解したら、次のステップとして定着をさせるための作業をしなければいけません。
理解⇒定着
理解をしたら、定着のための勉強を引き続いて行わなければいけません。
さて、自己説明ですが、その定着の効果が高い勉強方法と言えます。
これは、僕の経験上からもそう思うのですが、「ラーニングピラミッド」からもそれが言えると思います。
ラーニングピラミッドについては、これまでに何度もお話をしてきましたが、
まだお聞きに👂なられていない方のために、またまたお話をさせていただきます💧。
ラーニングピラミッドは、アメリカの国立訓練研究所というところで学習の定着率を調べた研究結果から作成されたものです。
学習の定着率をピラミッドで図にしたものですが、ピラミッドの内容は以下の通りです。
(数字は定着率です)
講義⇒5%
読書⇒10%
視聴覚⇒20%
デモンストレーション⇒30%
グループ討議⇒50%
自ら体験する⇒75%
他の人に教える⇒90%
このように学習の理解度ではなく、定着度をみた結果では、「他の人に教える」という項目がもっとも高い結果でした。
そこで、自己説明についてのお話に戻りますが、自己説明は自分で自分に説明していることになります。
だから、自分に教えているから他の人に教えるのとはちがうじゃん、
って、言いたくもなるかもしれませんが、
実は、自分に対しての説明であっても、説明自体はしていることになるので、効果のほどは「他の人に教える」というのと同じことだと思うのです。
要は説明する相手が問題なのではなく、説明すること自体に意味があるのだと思います。
なので、自己説明も、他の人に教えるのも同じことと言えるのでは。
そこで、自分自身に話をする(自問自答)するのはやりにくい、というのなら、ぬいぐるみに向かってでも、何かの写真に向かってでも、カベに向かってでもいいんです。
とにかく説明をすること自体が大事です。
結局、自己説明をしたことが、他人に教えることと同じことをしたことになると言えるんですよね。
なので、自己説明はラーニングピラミッドからも、かなり定着率が高い勉強法だということが言えます。
ぬいぐるみに向かって説明をして、東大医学部に入る人がいるくらい効果的なんです。
なので、もちろん学習の手順としては、最初に理解をして、それから定着をさせるために自己説明をするのがいいと言えるんです。
自己学習は大変効果的な方法なので、ぜひ粘り強くとりくんでいただけたらと思います。
ですが、その自己説明、そこには問題点というか、ハードルがあります。
次にどんな問題点があるのかについてお話をしていきます。
partはここで終了です。
ありがとうございました。
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