ここまで、みんながやっている10の勉強法についてお話をしました。
勉強法はひとそれぞれに、バラバラにやられていますが、大体、この10の方法の中のどれかをやっています。
まず1つめです。
それぞれの勉強法には、気を付けなければいけない点がたくさんあります。
それぞれの注意点を理解して、それを実践していけば、どれも効果的な方法となります。
どの方法が優れているのか?どの方法が劣っているのか?という質問がありましたが、
そういうものはなくて、その時の状況によって使い分けていけばいいと考えます。
手持ちの持ち駒(ごま)は多いほうがいいんですね。
たとえば、MLB(アメリカ大リーグ)のダルビッシュ投手。
(野球わかんない人すみません🙏)
ダルビッシュ投手は、速球以外に一級品の変化球を数多く持っていて、変化球の数の多さでは、MLB屈指と言われます。
そんなダルビッシュ投手は、それぞれの相手の打者が苦手な変化球のデータを頭に入れておいて、各打者に対して使い分けをしています。
打者としては、うまく苦手なボールを配給の中に織り込ませてられるので、打ち取られてしまいます。
打者にとって、変化球の種類が豊富な多い投手はやっかいなのです。
それゆえに、ダルビッシュ投手はMLBの誰からも認められる一流投手なんですね。
そこで、勉強方法のお話です。
自分の勉強の方法のパターンを数多く持っていれば、いろんな場合に応じて、勉強をそれにあった方法で進めることができます。
数多くの勉強法を知っていれば、状況に応じた最適の勉強法を選んで進めていくことができます。
たとえば、単純に暗記をするとか、単語を覚えるのであれば、それにあった覚え方があります。
なければ、自分の方法をみつけるべきです。
長文の教科書を読んで、要点を頭の中で整理したいときには、「まとめ」の方法が使えます。
あちこちに大事なことが書かれていては、それを整理して覚えることは、簡単なことではありません。
それどころか、文を読むのが苦手な人にとっては、なんの工夫もしなければもうここでお手上げになってしまいます。
\(-o-)/
この場合は、「まとめ」をして、それを丹念にリトリーバル(自力で思い出す)していけば、重要なポイントの抜けもれもなく、効率のいい復習をすることができます。
また、歴史については、歴史がヒストリーと言われるように「ストーリー」であるので、ストーリーの映像を頭の中で動画として想像して動かします。
この勉強法は「イメージ」になります。歴史なんかの場合は、イメージをしないと逆に覚えるのが大変になると思います。
字だけで覚えようとしている生徒さんの数が案外多かったのですが、そんな生徒さんたちは全員歴史が苦手でした。
まあ、字ですべてを覚えきるなんて無理としか思えません。
というように、手を変え品を変えて、その時々の状況に応じて「技」を使うんです。
技のレパートリーは多ければ多いほどいいんです。
ただし、ダルビッシュ投手のように、ひとつひとつの技が使えるものになっている必要はあります。
普段から考えて、「技」を磨いておく必要があります。
2つめです。
それぞれの勉強法についての改善の方法はありますが、
単純に何をすればいい、ひとつだけ教えて?
と質問されれば、
記憶をするのに効果的であることが科学的に実証されていて、そして僕自身もそれを経験している「リトリーバル」をすることをお勧めします。
リトリーバルは、いろんなところで使えます。
暗記なんかはもちろん、書くだけ、読むだけではダメで、思い出すようにして覚えることがいいんですよね。
教科書を読んでいても、ただ読む読書は定着が悪いことは、すでにお話をしました。
そこでの改善方法ですが、本を読みながらリトリーバルをして、定着を兼ねた勉強をするということもできると思います。
数学でもリトリーバルはできます。
公式の暗記はもちろんですが、それだけではありません。
公式の暗記にももちろん効果的ですが、応用を利かせたリトリーバルの方法がいくつかあります。
独自に考えた方法です。
3つめですが、これら10の勉強法を組み合わせる「あわせ技」です。
実際には、いくつかの勉強法を組み合わせてやっている人たちが多いと思います。
「まとめ」だけ、「線引き」だけ、「読みなおし」だけ、「インターバル」だけ、の学習では、効果が上がりません。
これらを複数組み合わせることが必要になってきますが、どれでも好きなものを選んで組み合わせればいいってものでもありません。
では、どのように考えればいいのか?
僕の考えでは、今やっているその勉強に合った勉強法は何かを考えて、
それにプラスして他の方法を組み合わせていくのがいいと思います。
たとえば、教科書(あるいは参考書類)に線を引きながら読んでいき、一度読み終わったら、線を引いた部分を意識しながら読みなおします。
その際には、自分がなぜそこに線を引いたのか?
その線を引かれた部分は何を意味しているのか?
線を引いた部分と関係している箇所(かしょ)は何か?
などを考えながら読み返します。
そして、今度は、線を引いた部分や枠で囲った部分を隠して
、何が書いてあったのかを自力で思い出すようにするリトリーバルをしていきます。
そして、最後に、自分で本当に覚えているかどうかを確認するための「セルフ確認テスト」をします。
テストは問題を解いても、再度リトリーバルで確認してもOK、
要は、頭の中にしっかりとインプットされているのが確認されればいいわけです。
複数の勉強法を組み合わせる場合には、暗記をするのか?
思考をするのか(深く考えるのか)?で、
組み合わせ方も違ってきます。
理にかなっているかどうかを考えながら勉強法を選択していくところがポイントかなと思います。
【今日はここまでです。ありがとうございました🙇🏻♂️】
参考:「スタンフォード式暗記術」
スタンフォード大学オンラインハイスクール 星友啓先生
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