今、この場で覚えることが大事
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僕は、中1の冬までの成績は平均点以下で、テストの点数は順調に「下がって」いました。
中1の11月の英語の定期テストは100点満点中29点、50点満点になおすと14.5点です。
ところが、中2の2月の実力テストの英語では偏差値58(順位では上位25%くらい)、6月の定期テストでは、88点をとりました。
(50点満点になおすと44点。)
そのころには勉強のしかた、方法について、かなり考えるようになっていました。
そして、中3の後半の英語の定期テストでは、さらにコツをつかめうようになってきて、毎回満点しか狙っていませんでした。
中1のときの英語のテストでは、3割に満たなかった宿題もやらなかった男がです。
(当時の成績表(テスト個票)は、いまでも保管しています。生徒さんに見せることもあります。)
当時は、どうやったらできるようになるのか?どう考えたらできるようになるのか?いつも勉強するときには、そのことばかりを考えていました。
そして、そこであれこれ考えて試してみること(試行錯誤)を続けていたところ、突然、成績が爆上がりしました。
勉強方法に救われたのです!成績は少しずつ上がっていくものだとばかり思っていましたが、急激に伸びました。勉強方法のおかげです。
だから、勉強方法は大事だよ!勉強方法は本当に大事だよ!って、生徒さんたちには話しています。
大きな声では言えませんが、上がった成績ほどの努力はしていませんでした(今となっては後悔。)。
頭だって、もともといいわけじゃぜんぜんない。
それでも、理にかなった考え方、方法で勉強すれば、成績はめちゃくちゃ伸びることを、身をもって経験しました。
(誤解しないでほしいのですが、努力は大事です。当時にもっと努力をしていれば、成績はもっともっと上がっていたはずです。)
そんな自分の経験をみんなに、そしてあなたに活かしてほしいと思います。
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必ずその場で覚える意識をもって。
僕はいま、学習塾を立ち上げ、塾の講師(経営)をしているのですが、「気にかかる生徒さん」たちには、こんな質問をしています。
「さっきやった〇〇について、覚えたことを言ってみて?」
なんと、さっきやったばっかりのことを覚えていない。こちらからは、なんとか覚えてほしいという思いで、わかりやすく教えたつもりなのに、言葉になって出てこない。
なにも言えてない。また他にも多くの人たちは、学んだ一部しか言えてない。
そんな人たちに言っています。
「鶏(とり)は3歩歩いたら忘れるから、座ったまま忘れていては鶏以下だよ。せめて4歩以上歩いてから忘れて。」と。
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もちろん、ギャグです。自分では吉本級だと思っています。(笑)
座ったまま忘れてはいけませんが、4歩以上歩いても忘れてはいけません。
今やったことは覚えていて「あたりまえ」と考えてほしいですね。
そんな人たちでも、勉強してないわけではありません。一生懸命にノートに書いている人もいます。
ノートにばっちりまとめている、なのに覚えてない。
なんでやねん❓ (>_<)
そんな僕も、過去には、やったことがその場で覚えられていませんでした。特に中1のとき、基本の英単語のつづりもまともに書けていませんでした。
人のことは言えません(T_T)
やったことをすぐに忘れてしまうのは、ダメな勉強です。
やったことがその場で覚えられてない、ということは、そこでやった勉強内容は一生思い出すことはありません。
効率が悪いんです。効率の下がる勉強、効率の低い勉強はしてはいけません。効率の悪い勉強は損しかしませんよ。
無駄な苦労が好きですか❓❓❓
口ではみんな、その返事は「No」なのですが、やっていることはむだだらけです。
それでは、こんな状態をなんとできないものなのでしょうか?あきらめるしかないのかな?
というわけで、
それを解決する方法をこれからお話します。
その方法のひとつは、各教科の勉強の終わりに、「覚えたことを何もみないで書き出してみる」ことです。
勉強開始のときから覚えたことを頭で思い出しながら、片っぱしから頭のなかの覚えた内容を書き出してみるんですね。
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どう書いたらわからない、と言って立ち止まらないことです。コツは、まずは自分の思った通りに書いてみる。失敗したっていいんです。
失敗したってなにも損しないのだから。
むしろ、失敗は成功のもとと言って、成功するためには失敗が必要であることは常識と言えます。
やってみれば改善点が見つかるので、自分で修正していったらいいんです。
改善、改善、改善、それを繰り返せば中身はどんどんよくなる。
ここで、わすれてはいけないのは、書き出した内容は答え合わせをしておくことです。
覚えたつもりのことでも、間違いはあるものです。
赤ペンなどを使って、間違い箇所(かしょ)には、チェックを入れておくんですね。
最近は、塾内では、白紙に授業でやった内容を書き出すことをしてもらっています。勉強して頭のノートに書いたことを、再び紙のノートに書き現すのです。
頭の中の情報(知識)を外に出すことを「アウトプット」といいます。アウトプットは、効果の高い勉強法です。
勉強ができる人は、意識的に、または知らず知らずのうちにでも、アウトプットをしているもので、勉強が苦手な人はアウトプットの量が少ないのが特徴的ですね。
この「やったことを何も見ずに紙に書き出す」方法のメリット(利点)を3つ挙げます。
ひとつは、自分が覚えられていなかったことがわかることや、覚え間違いをしている部分がわかること。書いてみれば、はっきりわかります。
書いているので、ごまかしが利きません。
もうひとつは、後で白紙に書きださないといけないので、その場で覚えようという意識が高まることです。
さらに、頭のノートの内容を書き出すためには、しっかり理解する必要があるので、理解(インプット)の質も高まります。
この3つがメリットと考えます☝
なので、塾では、ホワイトボードを使うなど、いろんな方法で覚えたことをアウトプットしてもらっています。
僕はどんなことでも、いかにしてアウトプットにつなげていくかを徹底して考えています。
それが間違いなく効果があることを、自分で経験しているからです。
この「アウトプット」は、自宅でもやってほしい。やれば必ず変化があるはずです。
僕は中3の後半のときに、その場で覚えることがかなり大事であることに気がつきました。
そこで学校の授業でやったことが、自宅であまり覚えられてないことが気になっていたので、学校の授業中に覚えてしまおうと考えました。
効果はめちゃありました。頭を使うので、授業がすごく疲れました。でも、それが効果的である証拠(しょうこ)なんですよね。
その時点から、いったん伸び悩んでいた成績が、中学の終わりでまた一直線に伸びていきました。
というわけで、「その場で覚える」ことを強く強く意識してほしいですね。
静岡学習塾 西ヶ谷敏昭
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